陶芸趣味の楽しみ方
陶芸には、造る楽しみと使う楽しみがあります。
物を造るということは自己表現の一つです。粘土で何かを造っている時の楽しみは、すべてを忘れて自己に没頭できる快さがあります。
自分のイメージを素敵な形に出来る陶芸を始めてみよう。
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陶芸とは
粘土を練って、ろくろを使って、陶器の茶碗や湯呑み、皿などの形を成形して、高温で焼成することにより陶器を造る技術の事です。
焼きものともいわれます。
趣味として、日常で使える皿や茶碗などを製作して使う面白さを楽しみましょう。
陶芸趣味
昔から、『土揉み三年・ロクロ六年・焼き一生』などと言われて、確かに陶芸は奥深く難しいイメージはあります。
技術も”秘伝”とされて一子相伝でありました。
しかし現在では、沢山の陶芸教室や入門書の書籍、通信講座などもあって誰でも簡単に陶芸を始められるようになりました。
趣味として、もっと手軽に陶芸を楽しめるようになって、土の温もりを感じながら、自分の手で新しいものを造り上げる魅力を体感出来る様になりました。
造る楽しさ
造る楽しさは、土をこねていると不思議と土の温もりを感じて来ます。
そして更にこねていると夢中になり、我を忘れて集中しています。この無になって創作できる喜びを、陶芸は多くの人に味わせる事が出来るのです。
土は手でこねたり、ろくろを使ったりすると色々な形にする事が出来るので、心の中のイメージが何もなかった空間に実体として出来上がっていく歓びも体感出来ます。
陶芸は創作する最高の楽しみがあります。
使う喜び
自分で造った物を生活用具として使うという楽しみ!
趣味と実益を兼ねてという功利的な考えではありません。
既製品を使う方が遥かに経済的ですが、既製品にはない、世界に一つしかないものを使うという贅沢な満足感がそこにはあるのです。
大量生産の商業主義の心のこもっていない製品が並ぶ中で、陶芸は自分で使いたい物を自分で心を込めて造り、そして自分や家族、もしくは友人にも使ってもらう、そういうことが陶芸の使う楽しみの根底にあります。
使えるものを作ろう
子供は粘土細工が大好きで、ただ純粋にイメージを具現化する事に没頭します。
もちろん大人になってもそれは同様で、造る事は楽しく夢中になれる事ですが、ただ造って使えない物や使い難いものばかり造っていては、やがて造る事の楽しみが半減してしまいます。
そこで、初めから使える物を造ることを心掛けると良いです。
初歩の技術的に未熟の段階でそれは難しいと思われますが、決して無理ではありません。
上手でなくても、曲がっていても、使い難くなければ初期の作品として愛着に深い愛用品になってくれます。